甲状腺

2ヶ月まえに、自分で甲状腺のおおきさが左右違うというのを発見したという方がみえました。
確かに大きいです。

この時点で甲状腺腫の診断をつけます。

つぎは、ホルモンを過剰産生しているかどうかです。
血液検査では、甲状腺ホルモンは正常でした。たしかに、発汗や動悸、やせ、などの症状はないようです。

次に形態的にしこりが出来ていないかを見ます。
超音波です。

うーん、しこりがあります。

大多数は嚢胞といって、水がたまったものなので、特に処置をすることなく、大きさを経過観察するのみなんですが、今回は癌の可能性が高いようです。それに、嚢胞も、おおきいものは、内腔に突出するしこりがあるようです。

精密検査が必要です。

専門の病院に紹介しました。
(確かに、CTをとったり、針生検をやったりできるのですが、患者さんの為には一括して、検査した方がいいですものね、病院の経営者には怒られそうだけど、それが自分の信念かな)

ただ、私の中で、甲状腺はこの病院、あるいは、この先生、というのがありません。

もし、そんな先生がいて、ちゃんとコンタクトがとれていれば、自分はここまで考えて検査し、説明するから、その先は、頼むよ、その後、自分にできるとこがあれば、協力していくよ、というのが、暗黙の了解で出来上がればいいんですけどね。

それが、いま考えている一つの理想です。

大分の野口病院みたいなところが、宮崎にもできるといいんですけどね。