経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD)

今日は午前中、あまり患者さんもこず、平和な一日だなあ、家に帰ったら、桃の花大分咲いてるかなあとか、はやく心花の面倒をみて、おくさんに楽ちんさせてあげようとか、考えていたんですが、12時過ぎに近くの病院の先生から、患者さん紹介のお電話。

87才で、胆嚢炎らしい。

救急車で転送され、診察させて頂くと、かなりひどい状態。。

原因はおそらく胆石だと思うけど、胆嚢がぱんぱんに腫れている、このままだと胆嚢が破けちゃうくらいの勢いで、炎症がまわりに波及している。。ということで、胆嚢のなかの液を外に出すことにしました。

それがPTGBD(percutaneous transhepatic gall bladder drainage)、要はおなかに針をさして、胆嚢の液を抜くことです。

胆嚢がかなり腫れ上がってしまって、肝臓ごと肺の方に挙上してる。。ふつうは胆嚢を刺すのって簡単なんだけど、今回のばっかりは汗かきました。
いろんなちょっとした工夫をこらして、無事終了。

きっとまわりで見てたスタッフには、いつものように簡単そうに見えただろうなあ。。

難しいことを、いかにも簡単に何気なく、すっとやってしまう、それがプロなんですよね。といってもまだまだ未熟者なんですけどね。。

久しぶりに医療ネタだったかな。

さて、家でまってる奥さんのところに帰ろうかな。