昨日は急病センターで当直でした。
ちょっと苦笑い、というか、考えさせられる一件がありました。

19時くらいに耳かきをしていて、奥までいじりすぎたらしく、夜更けになっても痛みが止まらず、結局、朝の4時に外来においでになられた患者さんがおられました。

4時に受診されることは、全然気はしないのですが、(逆に、良くそこまで我慢されたなあ。。という感じです)わたしに出来ることは、耳鏡で診て、外傷がどれくらいあるか、それは緊急に処置をしないといけないかどうかを判断して、もし、必要なら、それが何時であろうと、適切な病院を探してあげることです。

今回は、鼓膜の障害もなく、外耳道を傷つけただけだったので、痛みどめの処方をして、夜が明けたら耳鼻科にいってくださいね、というものでした。

わかりました。。って普通は帰宅されるんですが、「え?こんなに痛いのに、これだけですか?」といわれて、ちょっととほほになってしまいました。

いくら頑張ってもいま、わたしに出来ることはこれだけなんです。っていっても食い下がられてしまいました。

話を聞いていると、私が外耳に傷をつけたかのようなもののいいようなんですね。。。

まあ、ゆっくり話をきいて、最終的には納得して帰っていただきましたが、ちょっと苦笑いの一件でした。

けど、人のことは言える立場じゃなくて、実は先日、生命保険の見直しをしたんです。

保障が大きすぎると判断したので、少々減額しようということで、担当のかたに話を聞いていただくことにしました。
自分の保障なので、自分がどのプランを選択するか、自分の責任なのに、なんか、保険の方が私の保険金を搾取しているような気がしてくるんですね。

これだけの保障をもとうとすると、月額これだけ必要なのに、なんか、だまされているような気がしてくる。。

そんな感情をもっている自分に気がついたとき、なんか、自分がかわいくなってしまいました。人間ですからね、なかなか完全にはなりきれませんね。

そこをちょっとづつ階段を登るように、自分の魂を鍛えていかないといけないんですよね。

今回の一件で再認識させられました。