記録として。。
昨日の日記を書いておこう。。。
台風の影響で宮崎は水不足です。幸い私のすんでいるところは、水道はぜんぜん問題ありませんが、宮崎市内では夜間は断水、昼間もちょろちょろで、連日、給水車が出ているようです。
同僚のみんなの話によると、お風呂に入れない、トイレの水に困っているということでした。
トイレは困るだろうなあ、、なにより、精神衛生上悪いですよね、気分が滅入ってしまいそう。。
それは置いといて、うちでは、心花のミルクをつくる分と、私たちののむ麦茶用には、以前から近くの綾町の湧水を使うことにしていて、いつも2リッターのペットボトルを20本くらい持参するのです。
そのペットボトルは洗浄して、何度か使いまわしするのですが、夏場は特に、3ヶ月くらいすると、カビが生えたりして、新しいペットボトルに代えています。ちょうど、そういうサイクルだったので、スーパーや薬局に買いに行ったのですが、見事に売り切れていました。
考えてみると、当然だし、うちはちゃんと水道水が出てるんだし、まだカビもはえてないんだから、何もこの時期に買わなくてもいいよね、困っている人たちに分けてあげようね、ということで、もう一サイクル使う事にして、昨日、綾町に水を汲みに行ってきました。
途中、今回の台風で被害の大きかった地域を通りましたが、みんな一生懸命荷物を運び出したり、泥を落としたりしていました。
その地域は、去年の台風のときも浸水したのではなかったかなあ、、宮崎市との合併問題で先日、町長選挙が行われていたけど、ここの治水問題を優先して解決してもらいたいものです。
それにしても、今回の台風は、私が物心ついてから、最大の水害をもたらしたのではないでしょうか、銀行や郵便局、病院までも浸水していました。
知り合いの病院は、かなり被害が大きかったようで、また借金してやり直す元気もないし、これを機会に廃業しようかなといっているようです。
そんな話をしながら、取水場につくと、予想していたほど、混んではいませんでした。列に並んで待つ事、約5分順番が回ってきました。
あんなに川はにごっていたのに、ここは澄んでいます。湧水なんですね、これも自然の恵みです。(感謝感謝)
いつもは私がボトルに水を入れて、奥さんが心花を抱っこして、おっちらおっちら車に詰め込んでもらうのですが、今回は後ろで待っておられる方もあったので、出来るだけ迅速にしようと、私が心花を抱っこしながら、まとめて運ぶ、という作戦をとりました。
ペットボトル20本くらいなので、時間にしたら5分もかからないのですが、後ろに並んでいた中年の女性に「え?まだあるの?えー、どうしようかな、仕事中なんだけどな。。」って言われました。
思わず、「先に汲みますか?」って答えてしまいましたが、奥さんはきっぱり、「はい、次」
それにも、思わず、「はい」ってペットボトルを差し出してしまいました。
いや、よく考えたら、みんな忙しいなかを時間を作って水汲みにきているわけだし、ちゃんと順番を守っているわけだし、ペットボトル20本、約5分、というのも、決して、非常識な量でもないし、そこは毅然とした態度でいるべきだったなあと反省しました。
もともと、そういうのに流されやすいタイプなのです。よく言えば、優しい、ということなのですが、悪く言うと、考えが甘い、そして八方美人で、だまされやすい。。ということになるのかもしれません。
けっしてその女性が、「仕事で時間がないんだけど。。」ってうそをついたのではなく、本当に時間がなかったのだろうと思います(確かに良く考えると、そんなに忙しいんなら、水汲みに出てこれるはずもないよなあ。。)が、世の中そんなものかもしれませんね。
とにかく、いい教訓でした。
「言葉を額面どおりに受け取らない、言葉は悪いですが、その言葉の裏にはどんな意味があるのか、かんぐってみる。」
それは、相手を信頼してないようで、失礼ではないかといわれそうですが、自分にとって一番大事なものを守るためには、どうしても必要なことだと以前考えていたのを、再び考え直させられた一こまでした。
さすがは奥さんです。ありがとう。