わたしの患者さんにアルコール依存症だった患者さんがいらっしゃいます。
そうです、だった。のです。脱却されました。

以前は仕事をしててもおもしろくなく、おもしろくないと仕事に身がはいらず、首になってしまう、そうするとお酒に逃げてしまう。というパターンだったようです。

その時にこれではいかんと思ったのは、家族の支え、家族の大切さに気付いたからだとおっしゃってました。

今では家族と幸せに過ごしておられます。

その方とゆっくりはなしをすることが出来ました。

これまでも「やりがいのある仕事なんですよ」とか「仕事が忙しいんですよね、でも、楽しんですよ」っていう話は聞いていたので、一度じっくり話を聞いてみようと思ってたんです。

その方の仕事はエコ給湯器の取り付けだそうです。

いまは主にお湯をわかすのに、ガスや電気ですよね。

これに変わって、空気中の二酸化炭素を圧縮して、それをある回路をとおすことによって、熱を発生させるそうです。
そのある回路のところも、話をしてくれましたが、分かりづらかったので割愛しますが、『へえ、空気中の二酸化炭素ですか?温暖化にも役にたちそうですね。』といったら、嬉しそうに「そうなんですよ」と答えてくれました。

さらに、その室外機はかなりの冷気を出すらしく、それを室内に引き込むことで冷房機能も持たせることができるとのことでした。

通常のエアコンは、R410Aという冷媒をつかって、冷気を室内におくるらしいんですね、(その冷媒が昔はR22とよばれるフロンだったらしいです)これに変わって、二酸化炭素でできるんだからいたれり尽くせりなんですよ、ただ、まだ、新しいので、どれくらいの耐用年数があるか分からないのと、設備投資が高いんですよね、とのこと。

『いくらですか』「80万円です」

うーん、でも、月々のランニングコストは800円らしいし、耐用年数も今分かっているのは、10年は持つということ、環境に優しいということもあって、買いかな?と思ったけれど、そういえばいまは貸家だった、と思ってしまいました。

とすれば、そういうことをやっている、会社を応援しようということで聞いたら、ダイキン工業やコロナがつくってるとのこと。

補助もあるようだし、もしかすると、次世代の給湯器になるんじゃないかなあと思いました。

それにしても、仕事にやりがいを感じるようになるとこうも変わるもんなんだなあと感動しながら聞いてました。
自分がエコ給湯器を取り付ける時はこの人に取り付けをたのもうっとせ。