今度こそ。。

心花へのメッセージになってしまいました。
今度こそ出産記録です。

12月29日が出産予定日でしたが、12月28日の13時に『おしるし』がありました。
おしるしとは、子宮と卵膜が外れる時にでる出血のようです。つまり、子宮口が開いて来たということになるんでしょうか、ネットで調べると、おしるしがあってから、24時間から48時間で陣痛がくるのがおおいとのこと、いよいよかと、身構えました。

12月29日17時から、20分から30分間隔で陣痛が来はじめました。今までのお腹の張りとは変わって、ソケイ部のところから、子宮のところが痛くなったようです。
出血も持続していました。
つまり、卵膜がすこしづつ離れていたんでしょうね。


陣痛の間隔が10分おきになったら連絡をくださいといわれていたので、そのまま、様子を見ていました。

12月30日午前3時30分激痛で目がさめたようです。
このとき、陣痛の間隔は15分。

午前5時陣痛の間隔が10分ごとになって来たため、連絡(朝早くてごめんなさい)

6時に来院するように指示され、受診。このとき外子宮口は1cmのまま、けれど、出血が続いているので、そのまま入院になりました。

11時診察。外子宮口は2cm、このとき粘液みたいなものもでてきたようです。
卵膜と子宮のアイだの粘液だそうです。これも正常だそうです。これが出るようになると、どんどん開いて来ますよといわれました。

18時過ぎより痛みは4-5分間隔に。。。もうそろそろかなあと思っていました。

21時、診察。6cmとのこと、夜中でしょうかね、と院長にいわれる。。。(いよいよだあ)

23時、出産のため、院長によばれた師長さんが到着、内診して下さる。
『うーん、やっぱり2-3cmですね、陣痛が弱いんですかね、もしかすると正月かもしれませんね』

えーー、さっきの6cmはどうしたの?っておもいながら、両親に「やっぱりもうすこしかかりそう」と電話。

確かに、この日はあんまり、痛がらない、痛みの程度も10のうち6位だという、もしかして、彼女は痛みに強いのかな、案外すぽっと出てくるのかなと思ってたところでした。
時々、背中を押すくらいで、この日は自分も割とゆっくり休むことが出来ました。

12月31日11時子宮口3cmとのこと、うーん、なかなか。。
17時やっぱり3cm、ただ、赤ちゃんの頭がふれたような気もするとのコメント、結局、陣痛が来ても、外子宮口が開かないとでてこれない、開くためには赤ちゃんの頭が産道におりてこないと広がらない、ということは、おー、おりてきたのかあ、よーし、このまま陣痛がくれば、どんどんおりてくるぞお、がんばれって応援してました。

ここまできたら、元旦のほうがいいかなとか、余裕をかましてましたが、23時の診察でも、ほとんど開いてません。

そのうち、曙とグレーシーの試合をみるどころではないくらい、痛みが強くなって来ました。痛みは4-5分ごと、その時には腰のあたりをぐーとおしてあげないと、とてもきついみたい、痛みのない時も、その上がすごく痛いみたいで、揉んであげないと、きつそう、だから、この時間から、ずーと、二人で戦ってました。

それに、ときどき、モニターで心花の心拍が、下がるんです。いろはもくるしいのかな、と思いながら、3人で頑張ってました。

それから、すこし、痛みが遠のいてしまいました。

1月1日午前3時、師長さんが心配で駆け付けてくれました。
やはり3cm、開いてません。師長さんがもしかすると、といってエコーをしてくれました。

『赤ちゃん、前を向いてます』

えー?回旋異常?

これから、陣痛が強くなって、たまにうしろを向きなおす子もいます。
いずれにしても、今はまだ、痛みもそんなに強くないですし、赤ちゃんも元気なので、あさまで様子を見てみましょう。ということになりました。

うーでも、赤ちゃんが元気がなくなっちゃったら、大変だよ、っておもいながら、自分が気をつけて、次へのタイミングをはかることにしました。

そのあとは、地獄のような時間がやって来ました。
回旋異常のばあい、帝王切開でないとまず、むずかしいです。
できれば、お腹に傷を入れさせたくない、術後の痛みが可哀想、という気持ちがあって、自然分娩で、、って思ってましたが、かなり激しい痛みが数時間続きました、そのときの痛みは10を超えていたとのことです。
つまり、いままで経験した痛みでははかれない痛みだったんです。この時の痛みを10とすると、今までの痛みは1とか、2とか、3だったとまで、いっていました。

この数時間の陣痛で、後ろを向いてくれることを期待していましたが、もう彼女は限界に来ていたようです。

帝王切開を望みました。
わたしも、これ以上がんばっても、きっと無理だろうな、ここまで、頑張ったんだから、本人も悔いはないよね、ってgoサインを出しました。

最終的に7時過ぎに、院長に診察してもらって、子宮口の開大は認められず、医師会病院へ搬送されることになりました。院長も看護婦さんも同乗してくださり、一緒に行くことになりました。

医師会で、回旋異常であることを伝えられ、2つの選択肢を提示されました。
一つは、このまま帝王切開をすること、もう一つは、陣痛促進剤を使って、定期的に激しい陣痛を発現させて、後ろを向くことを期待すること、この2つでした。

もうきつい思いはさせたくないと判断していましたので、前者を選択することにしました。もちろん最終的には本人の意志を確認し、帝王切開としました。

次はお腹の切開方法です。
縦切開と横切開があります。
皮膚のしわにそうという点では、横切開のほうが、見栄えはいいです。

しかし、一度帝王切開した人は、ニ度目もそうなることが多いようです。

そのときに、一回目が横切開だと、ニ度目も横切開にせざるを得ない、その時に10分程かかるというのです。

時間的に余裕があればいいのですが、切羽詰まったときに、困ることがあるというので、結局、本人の同意の元、縦切開となりました。

そして、10時過ぎに手術室にはいり、10時48分誕生となったのです。

ながい、3日間でした。

いろいろ経験させてもらいました。

そして何より、お世話になったスタッフの方に、感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。