今日は超音波検診

今の病院は企業とタイアップして検診事業もやっています。
ただ、企業としては1箇所、あとはなんとか組合みたいなやつだけなので、数的にはあまり多くはありません。

私の担当は腹部の超音波です。

腹部の超音波で見えるもののうち私に託されているのは、肝臓、胆嚢、膵臓脾臓、腎臓です。

回りくどい言い方をしたのは、みようと思えば見える。みようと思わなければ見えないものがたくさんあるからです。

基本的になんでも、見えます。腹部の超音波でも、角度をちょっとかえれば、心臓も見えるし、胸に水がたまってないかもみえる。肝臓、膵臓、胆嚢はもちろんのこと、胃や食道(もちろん胃につながるところだけだけど)だって見えちゃう。もちろん、内視鏡みたいに、中身がきれいに見えるわけではないけど、
胃や食道の壁があつくないかとか、見えちゃう。

たしかに小腸や大腸にガスがたくさんたまっているとなかなかみえないけど、腸炎や虫垂だってみえちゃう。

消化器外科の先生は専門じゃないからってことで、下腹部の膀胱や前立腺、子宮や卵巣はあまりみないけど、みようと思えば見える。

もちろん体格なんかでいろいろ条件はあるけど、みようと思えば見えるもんです。

今回の検診は全て込みの料金なので、あまり問題になりませんが、腹部超音波って5000円するんです。もちろん、2割か3割負担なので全額ではないですが、私達は5000円もらうんです。それに見合った仕事をしてあげたいな、もしくは、こんなにしてくれるんなら5000円で安かったな、と思って欲しいと思ってます。

そう考えると、見えるものはできるだけ見てあげよう、分からないものがあれば、分かる人に聞いてみよう、分かる範囲で見てあげて、専門の人のところにいってもらおう、と思えるえんですよね。

そんな感じで超音波します。

んで、今日は胆嚢ポリープと卵巣腫瘍を見つけました。

ただ残念なのは、こういう話を検診の人たちとゆっくり出来ないことです。
説明する担当の先生は別ですから。。

うまく説明してあげてくださいね。