来週は腹腔鏡下胆嚢摘出術

来週は手術をしなくてはなりません。
いまの病院は外科が一人で、別に逃げていたわけではないのですが、なかなか手術をすべき患者さんがいなかったのです。
見つけたとしても、空腸の悪性リンパ腫や90歳をこえた方の肝転移を伴った胆管癌だったり、この病院で治療することが必ずしもその方のためになるといえなかったので、手術はしていませんでした。

けど、来週は手術が入ってしまいました。

大学院に入って、手術をしていなかったので、約1年半のブランクです。もちろん、手術は大学から助手と麻酔で応援してもらうのですが、さすがにびびります。

患者さんには正直に伝えたのですが、どうしても私に、、ということだったので、その心意気に応えようと思ってます。

確かに、大学院に入る前は得意にしていた手術の一つだったのですが、やはり、人の体にメスをいれるのは恐いですね。

しかし、やると決めたら、そんな弱音は吐きません。

患者さんが満足できるようにやりたいと思ってます。
本で、一旦メスをにぎったら、歯をくいしばって、たたかうんだ、それくらいの気迫がないと癌には勝てない、と書いてありました。

今回は癌が相手ではありませんが、及び腰で向き合ったら、かならずしっぺ返しがくると考えて、気を引き締めてかかろうと思ってます。