宗教番組みたいでしたね

先日、「知らないではすまされない」、なんちゃなタイトルのテレビ番組をやってましたね。
医療制度、年金制度、介護福祉制度をとりあげてました。

自分の払っているお金で運営されている日本の医療制度がどうなっているのかを知るのは非常に大切なことだと思います。

今では税金だけでなく、自己負担の比率も格段に増えて、いやがおうにも、興味を持たざるを得ない状況になっていますものね。

でも、気になったたのは、これを知らないと損をする、これはあなたにお得な情報ですよ、これをみて、明日から病院と交渉しないと、大損しますよ、という論調だった点でした。

こうやって国民のみなさんが知識を得て、賢くなるのは大歓迎です。
けれど、自分の首をしめなければいいなあ、と思うのです。

悪徳医師、といわれていた、不必要なくすりや検査をしまくる、といったことが本当にあるのか分かりませんが、少なくとも、私の知っている限りでは、いないと思います。

経営努力は必要ですが、それは何のためかというと、従業員と家族の生活を守るため、そして、病院が倒産すると、困る患者さんがいるはずですから、その方達のため、経営的に黒字になるように頑張っている人が大多数だと思います。

そうじゃないところは自然に淘汰されますよ。

それを、あたかも、そんなひとばかりだ、みたいに煽って、みんなで、医療をしにくくしてしまったら、国民がいい医療を受けれなくなるんじゃないだろうかと心配になりました。

それに、区切り区切りでみんなで大声をあげて合唱するさまはあたかも宗教みたいでしたね。

少し品がなかったなあと思いました。

でも、いろんな情報が共有されてきて、本当に大事なもの、本物がのこっていく時代になっていくのではないでしょうか。
そのときに選んでもらえる自分でいたいと思ってます。