恋愛をするということ

1月12日1月28日の日記で、二分脊椎という病気から、それを克服して、いまは周りの人を幸せにすることに生き甲斐を感じているという人の話を書きました。

まだ、低温やけどが治らず、(低温やけどは深くまでいってるので、なかなか治らないんです)まだ、外来に来て頂いていますが、いらっしゃる度にいろんなことを教えて下さいます。

その方が今回おっしゃったのは、「諦めてた夢をもう一度やってみようかな」ということでした。
それは何ですか?と聞くと、「恋愛」だそうです。

開き直られたきっかけは離婚で、その後は子供さんと過ごしておられます。今の状態でもすごく幸せなんだけれども、他の人に「一緒に幸せになろう」と一生懸命伝えても、世間の常識からすると、離婚は不幸のひとつの形だと思っている人がおおい、そんな人たちにも、心を開いて欲しい、そのためには、内面で幸せを感じているだけでなく、他人から見ても、幸せをつかまないといけない、それが自分の使命だと思うようになったといわれました。

わたしも、その通りだと思います。
けっして無理をして、自分の信念を曲げて、恋愛や結婚をすることなく、使命を感じながら、自分の信念に従って進んでいけば、必ずいい恋愛、いい結婚ができるはずですよ、とエールを送りました。

結婚や恋愛が目的ではないんですよね、あくまで、自分の幸せを得るための手段だと思うんです。

もちろん、自分の幸せの形を見誤ると、自分が幸せではないのは、相手のせい、結婚して失敗だったとかっていうことになるので、むずかしいところですよね。

いずれにしても、その方は、自分の幸せがよく見えておられる方です。
いい恋愛をされることでしょう。心から応援してます。