本当は、同じくらいの時間にお義父さんも、東京から到着する予定だったのですが、首都高で事故があって、予定していた飛行機に乗れそうにないとの連絡があり、ひとあし先に中心地である名瀬市に向かうことにしました。

奥さんの同級生が空港前でレンタカー屋さんで勤めておられるようで、格安で手配してもらって、移動することにしました。

海岸線を走りながら、その海のきれいさ、空気の美味しさに心奪われていたんですが(車中ではクーラー全開なので、暑さはあまり感じませんでした、、ただ、全開にしておかないと、途端に暑くなりました)、奥さんと、お義母さんいわく、『なんか、もやみたいだねえ。。』

あとで分かったんですが、時期外れの黄砂が飛んできていたようですね。それでも、きれいな海と青空にニコニコしながら、名瀬市街に向かいました。

今回の旅行の大きな目的は、奥さんの親戚に御挨拶させて頂くことでした。
本当は、先にホテルに入って、ももとまめをその環境になれさせようと思っていたのですが、あいにく、到着したこの日はそのホテルが一杯で、泊れなくなっていて、おばあちゃんちに泊まる予定でした。

その前に、通り沿いにある、車の修理やバッテリー関係の工場をやっているおじさんところに挨拶に立ち寄ることにしました。

奄美の気候のおかげでしょうか、みんな本当に開放的です。みんな心を開いてくれます。

笑顔で迎えてくださり、心花も人見知りなんかちっともせず、自然にその空気に馴染み、自分からだっこされにいっていました。

そのおじさんが、宿泊のことを心配して下さっていて、自分の知り合いに頼めば、なんとかなるから。。といって、この日から3泊分を話をつけて下さいました。本来はねこはダメだけれども、特例ということでした。

おじさんいわく『日頃から、人間としての付き合いをしてるから、困った時は助けてくれるんよ』

4日間通して、確かにそういう島だなあと感じました。

なにはともあれ、翌日から予約していたホテルに丁重にお断りの連絡をし、新たにとって頂いた、海沿いの(というか、どこも海に面しているといってもいいかも知れませんね)繁華街に近いホテルの、コテージにチェックインしました。

まめもももも、ケージからでると、場所の確認をしていました。
ちなみに、ももは、なにの匂いがするのか、興味津々。。
対してまめは、隠れる場所を探していました。

素早く、押し入れの中の、さらにふとんの奥の方に潜り込んでしまい、ももは、部屋の中の散策がおわると、押し入れのふとんの上で毛作ろい。。猫でもこうも性格が違うものですね。。

その間、私とおくさんは、近くの大浜海水浴場にトイレ用の砂をとりに出かけました。

この大浜海水浴場は夕陽が沈む場所だそうで、奥さんが高校生だったころ、みんなでよく遊びに来ていた思い出の場所だそうです。
本当に海水が透き通っているんですね、まわりには子供連れの家族がたくさん遊んでいました。どうも、浅瀬に色とりどり熱帯魚が泳いでいるらしいですね、目をキラキラさせて子供達が遊んでいました。

私はというと、砂を取りに来ただけだったんですが、居ても立ってもいられずに、水の中に入っていきました。ズボンを脱いで、パンツで泳ぐといったんですが、『それだけは勘弁して下さい』と奥さんにいわれて、泣く泣くあきらめることにしました。

いや、本当に透き通ってました。