奄美2日目です。
親戚のみなさんと会ったことで、緊張していたんでしょう、疲れもあって、横になったらすぐ眠ったようでした。
心花は7時にはきっちり起きて、朝の運動をしていました。
お義父さんが早起きして、だっこして遊んで下さっていました。

8時過ぎに起きたのですが、すでに日射しは強い。じりじりと灼けてしまいそうです。。

私達夫婦と心花、奥さんの御両親の5人で朝食を済ませ、奥さんが私にさせたがっていた、川でのエビとりを体験することにしました。

名瀬からおばあちゃんの住まいのある、住用村というところに、車で20分。。

おばあちゃんが準備して下さっていた米ぬかとエビすくい用のあみをとって、ちかくの川にいきました。

宮崎の川は、きれいとはいっても、その上流に民家があったりして、山水がそのまま川になっているかどうか分からないところが多いのですが、奄美の川は、まず間違いなく、生活用水のない、山水の流れ込んできた川でしょうね。あるとすれば、さとうきび畑なんかをうるおしてきた水。。そんな感じです。これから先は分かりませんが、これらの山を切りくずして、宅地にする。。ということはあまり島の人たちは考えていないんじゃないでしょうか。。なにしろ、ハブが山を守っていますものね。。

なにはともあれ、車を路肩にとめて、川に降り立ちました。水で湿らした米ぬかを上流に投げて、それが下流にむけて流れてくる。。それを、岩のあいだに隠れているエビが食べにでてくる。。そこをあみでひょいっとすくっちゃうのです。

手本をお義父さんにみせてもらいました。

いまは、東京で都会生活をしておられるとはいえ、『昔とった杵柄』、、すごいです。エビは後ろに逃げる習性があり、それを利用して後ろにあみを構えて、ひょいとすくう。と同時に、逃げないようにあみをちょっとひねる。。

大きいエビからちっちゃいエビまで、いますいます。。

ぱっと見るだけじゃ分からないんですね。じっとその気になって目をこらすと、いるんですね。

大きいエビはさすが百戦錬磨です。ちょっとした変化を見逃しません。いったん警戒すると、もうなかなかでてきてはくれません。

結局2時間くらいやっていたでしょうか。。その間、奥さんはウナギをみて、格闘していたり、まめぞうさんは、木陰でくつろいでいたり、心花は川の水に足をつけて喜んでいたり、わたしは、上流にのぼっていって、泳ぎを楽しんだり。。

とっても楽しかったです。
そうしているうちに50才くらいの御夫婦があみと米ぬかをもってお見えになりました。私達だけじゃないんですよ。そして、昔の遊びではないんです、いまも生活の一部として残っているんですよね。。

わたしも田舎で育って、川も山もあったんですが、こんな遊びはしませんでしたね。
親から子供へ、また、子供同士でこんな遊びがみゃくみゃくと続いていいるんだなあと感心してしまいました。

そのままこのエビさん達は、塩を軽くふって、炒って食させて頂きました。ビールのおつまみに本当に最高に美味しかったです。(ありがとう、えびさん。。)

帰りにおじいさんのお墓参り。。その30m先には海岸があり、とっても心地よい風を吹かせていました。
こんなところで奥さんは育ったんだなあと感慨深く海を眺めておりました。

今回は、夜中にその砂浜にねっ転がることはありませんでしたが、奥さんが小さい頃はよく夜中にねっ転がって、星を見ていたとのこと。。本当に空が近く、流れ星が水平線の彼方に消えていくそうです。。

その星を見ながら、おじいちゃんの星はどれかな、おばあちゃんの星はどれかな、、って思いを馳せていたそうです。

次に行く時は、ぜひ、夜中に砂浜に寝転がって星を眺めてみたい。。