93歳になってもいまだ元気で、日本のみならず、世界をかけめくって活躍しておられる日野原重明先生の講演と、「病院で死ぬということ」の著者である、山崎章郎さんもでられるシンポジウムがあるということで、日本財団主催の後援会に行って参りました。

もともと500人の募集に対して、きっと申し込みが多かったんでしょうね、結局600人くらいの聴衆になったようです。席がなくて、フロアや階段に臨時にいすを置いて会場を設定されていました。

内容については、また、後で書こうとは思いますが、死をテーマに掲げて、よくこれだけの人が集まったなあという感じですよね。

正確には「死を想うことによって、今をしっかり生きる」というテーマだったんですが、確かに今をいかに生きるか、、ということを考え始めているのはなんとなく実感しますね。

ただ、主催の日本財団の主旨が、これからホスピスが重要になってくる、そこで働く人たちの育成やホスピスを日本の社会のなかに、いかに浸透させていくか、というものをちょっとあったので、ホスピスとは、、、とか、ガンや認知障害になる可能性は高いんだ、今のうちからその覚悟を持っておきましょう。。という話もあったりして、話のベクトルがまだまだ定まっていないのかなあという感じもしましたが、なにはともあれ、とても有意義な3時間でした。

なにより、あと2ヶ月で94歳という日野原先生がいすに座ることなく、一時間たちっぱなしで話しておられる姿には、感動しました。

日野原先生がご健在であるうちに、その姿をみれただけでも幸せでした。