こんばんわ。

なんだかうつうつしています。

原因は、やらなくてはならないことを、先延ばしにしているから。。と、はっきりわかっているのですが、それでもやり始められない私です。

いつまでも、こんな感情に振り回されているのもいやなので、今日から始めようと思います。

実は先週の土曜日の当直のときに、ひとつ片づけよう。。と思っていたのですが、大事件が勃発しました。

当直をしていると、奥さんから

「心花が芳香剤食べた。。」

義母さんの家に、猫よけのため、トイレ用の芳香剤が置かれているのですが、これを心花が食べてしまったようなのです。

石けんなら患者さんで経験があったのですが、芳香剤の経験はありません。

電話で芳香剤のパッケージに貼ってあるシールを見てもらい、主成分を聞き、また、その大きさがどれくらいだったのかを確認しました。

主成分はパラジクロルベンゼン、大きさはビー玉くらい。。

急いでネットを開き、パラジクロルベンゼンを検索しましたが、なかなか見つかりません。

きっと慌てていたんでしょうね。医者として考えていたら、はじめから中毒110番というサイトがあるんですが、そこを開くところを、なんか遠回りして検索していました。

その間、なかなか見つからずに、じりじりしているときに、芳香剤の製造元のサイトなら、誤飲時の対処法があるはず。。と思って会社名を入れて検索したのですが、対処法どころか、ホームページでさえもつくっていないのではないでしょうか、、全然見あたりませんでした。

少しでも毒性のあるものをつくっているのであれば、リスクマネージメントとして、サイトを作成して、後悔しておくことは最低限のルールではなかろうか。。とも思ったり。。

何はともあれ、中毒110番によると、体重1kgあたり0.1g以上のパラジクロルベンゼンを飲み込んだら、病院に行くように。。と書いてあります。なにより、牛乳を飲むと、一緒に吸収されるので禁忌だそうです。

心花は現在10kgです。ビー玉くらいなら、もしかすると1gを超えているかもしれません。これは大変。。

と電話したところ、食べてはいたけど、飲み込んではいない、ちょっと目をはなした隙に、口にいれていて、その直後に出させたとのことでした。

第一報での電話では、わたしも奥さんも慌てていたんでしょう。全然正確ではありませんでした。

奥さんはとにかく心配だから病院に行こうか、どうしようか、心配しています。

今度は、逆に病院の医者の立場にたつと、飲み込んではいないので、やることとしては、十分に水分をとること(牛乳は禁忌)、ほかに下剤を飲ませること、もし、肝障害なんかが出てくれば、肝庇護剤の投与ですが、そこまでする必要もなさそうだし。。

様子をみる。。というのは、家族としては一番気が重い選択ですが、そうすることに決めました。

とはいえ、一人で様子をみるのは、とても心細い。。とのことで、当直先に心花と奥さんと一緒にやってくることになりました。

結論からいうと、こちらの心配をそっちのけで、全然大丈夫でした。

それどころか、いつもと違うところで、パパもママもいつもと様子が違うから、なんとなく嬉しかったんでしょうね。いつまでも寝てくれませんでした。

そんなことがあって、結局やるべき仕事ができなかったのですが、ほんとに、何事もなくてよかったです。世の中の、お父さん、お母さん、くれぐれも芳香剤には気をつけましょうね。