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明日までに、ぜひともやっておきたいことがあったのに、準備不足で、やりはじめる前に頓挫してしまいました。
先週の金曜日来、めいっことおいっこが遊びに来ているので、早く帰ってあげなきゃ。。と思いながらも、実験の都合で、まだ帰れない状況です。
昨日は、そのめいとおい、そしてもちろん、奥さんと心花と5人で、宮崎といえば、ここでしょ。。というオーシャンドームに行ってきました。
いつぐらいぶりだろう。。
お医者さんになってからはいってない気がする。少なくとも、水着に着替えて泳いだ記憶はない。
とすると、大学6年のとき以来だ。。
13年ぶり。。
記憶を辿ると、完成してそれ程間もなかったオーシャンドームはすごく活気にあふれていたような気がする。
ドームの中は一年中常夏。。というようなキャッチフレーズで、確かに、一歩足を踏み入れると、冬でもTシャツで過ごせるくらいだった。
県外から遊びにきた友人をつれていって、その驚いた顔をみるのが、すごく好きだった。
そして、当時は、いついってもそこそこお客さんが入っていたような気がする。
けど、5年生のとき、6年生のときと、時を追うごとに、アトラクションの待ち時間が短くなっていた。
後半になると、ほとんど待ち時間がなく、お客に対するスタッフの数が多くて、かえってこっちが恐縮するくらいになっていた。
シアターを見ながら、乗り物が動くというようなアトラクションだと、定員は200名くらいだったと思うが、われわれだけしかいなくて、ガイドをしてくれるスタッフのお姉さんに気を使って、必要以上に大きな声で返事をしたこともあった。
それからどれくらいしてからだろう。。
季節限定営業になった。
経営母体も変わった。
思い出のいっぱいつまった場所だったこともあり、奥さんといっしょに行く機会がなかったけれど、めいとおいが来てくれたおかげで、行く機会をえた。
まだまだ泳ぐことのできない心花と水辺で遊んでいる奥さんに断って、水のなかに進んでいった。
13年前の思い出がそこにはたしかにあった。
そして、13年前と同じように、体を反転させ、半分だけあいたドームのあいだに見える青空に顔を向けた。
突き抜けるような青空は、13年前と同じだったが、ドームをおおっているシートを見て、たまらず反転して、水中に顔をつけた。
そして顔をつけないまま、遠くでこっちをみている奥さんと心花を確認しながら、ゆっくりと両手を横にひろげて進んでいった。
「冷たい?」
「ううん。」
「なににこにこしてるの?」
「え?そうねえ。。ずっと見ててくれてたでしょ。なんとなく、それがうれしかったんよ」
「変なの。。」
帰りの車の中。。
「やっぱり、オーシャンドーム、古くなったね。」
「そうね、もう10年以上だもんね。」
「なっふんも来たことあるの?」
「うん、むかしね。」
「ふーん。。」
「とくに天井のシートって、昔はあんなに水あかついてなかったよね。。」
同じところをみて、同じこと思ってたんだ。。
それぞれの思い出が、おなじ水あかで収束されてしまったのかもしれない。
くしくも明日は2回目の結婚記念日。。
記念日をまえに、ちょっとした思い出を引き出しから取り出して、そしてきちんと整理し直した。。そんな一日だったのかもしれません。