こんばんわ。
お久しぶりの更新です。

今日。。というか、昨日は受け持ち患者さんの手術があり、病院にて待機中の身です。

大事な血管はちゃんと処理をしたし、出血がないことを確認して手術を終了してはいるものの、何が起こるか分からない。。ということで待機しております。もちろん、ただ、ぼーっとしている訳ではなく、手術の記録をしたり、患者さんの様子をみたり、他の方のカルテを整理したり、今後の予定を再点検したりとしながら過ごしております。

不思議なもので、2年くらい前には、「手術はきらい。手術なんか自分の性にあっていない。もう外科はしない。」なんて思っていたのに、いまは、手術をできることの幸せを噛みしめています。

病気になられたことは患者さんにとって、確かにある意味不幸なことかもしれないけど、自分のことを信じてもらえて、「先生が主治医でよかった」といってもらえること、「先生が手術して下さるんですよね」と言われて、100点とまではいかないまでも、最後までがんと戦い終えたときの充実感を感じることができたりするのは、何ものにもかえがたい喜びです。

内科の先生には内科の先生で、いろんな充実感があるのでしょうが、手術という手段を与えられていることに、喜びを感じます。ただ、同時に、いままで何度も立ちすくんできたことも忘れられません。その恐さは、きっと忘れないだろうし、あくなき向上心の原動力にしたいと思っています。

なにはともあれ、手術予定の方が、早く、早くと順番待ちです。事故を起こさないように、そして、なにより、おひとりおひとりの心を置き去りにしないように、一生懸命やっていきたいと思っています。