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こんばんわ。今日も当直をしております。(というか、当直の日くらいしか書く暇がないのかも。。)
今朝の宮崎は結構冷えました。ジャケットを羽織って出かけたくらい。。
それでも、職場の近くに見える霧島山が白い帽子をかぶるのはまだまだ先のようです。
毎日、毎日いろんなことが目まぐるしく起きているけど、自分のことならいざ知らず、患者さんの個人情報に触れることであったりするので、なかなかありのままに書くわけにはいきません。
自分のこととなると、今日、ツベルクリン反応の皮内注射をしただとか、いま病棟の入院患者さんのうち、半数近くが自分の患者さんだとか、どうでもいいことくらいしか頭に浮んできません。
数日前は「まめぞう失踪事件」について書き上げた。。と思ったら、PCのトラブルで消去されてしまっていたりするし、ちょっとスランプぎみでした。
なにはともあれ、元気です。
折角なので、ツベルクリン反応。。
結核感染、あるいは結核に対する免疫をもっているかの検査です。
ツベルクリンは結核菌を培養したろ液中の物質で、もし結核菌に感染していたら、強い反応を起こします。
普通のかたは、幼少時にBCGワクチンを注射されていて、これで結核菌に対する免疫を持っていれば、発赤や硬結を認めます。
弱陽性から中等度であれば、ちょうどいいくらいの免疫状態です。。ということになるのですが、陰性であれば、結核菌に対する免疫を持っていないことになります。
逆に、強陽性の場合、免疫を通り越えて、今現在、結核菌を持っている可能性が出てきます。
という風に判断します。
わたしは。。というと、約3年前に前の病院で検査したことがあります。そのときは水疱をともなって、かなり腫れてしまいました。ただ、反応している部分が痒くて、ついつい掻いてしまったんです。それで、反応が強く出たのではないかと思っています。(一応、胸のX線はとって確認しました。)
ただ、結核は過去の病気ではなくなっています。
とくに御高齢のかたは、年を経るにしたがって、免疫力が落ちてきます。その結果、押さえ込まれていた結核菌が再び力を持ってきたり、あるいは、新たに感染したりで、徐々に増えているようなのです。
わたしも何度も排菌しておられる患者さんと接してきましたので、なかなか笑ってすませる問題でもありません。
手術が連日続いて体力が落ちているときにそんな機会にさらされたらいちころです。今の病院は事故や事件でよくかつぎこまれてきます。もともとの持病が分からないまま検査、治療をすすめなくてはならないこともままあります。
何はともあれ、その赤い反応が左手の前腕で無気味に広がってきています。今回は掻かないように十分気をつけておこうと思っています。
さて、次回はいつ更新できるやら。。では。