■
百咲へ。
誕生日おめでとう。
もしかすると、すでにこの「まめぞう」を発見して、読んでくれているのかもしれないね。
10才だね。
どんな小学4年生になってるんだろう。どんな顔して笑ってるんだろう。どんな声で話すんだろう。
同じ年頃の女の子を見ると無性にあいたくなります。
いまの奥さんが、思春期になる前に一度あっておいた方がいいんじゃないの。。って言ってくれるけど、なんだか百咲に否定されたり、拒絶されたりするのが本当に恐くて一歩が踏み出せません。
でも、恐いだけかと言うとそうでもないような気もしています。
きっとパパを恨む時期もあるでしょう。自分の境遇を悲観する時もあるでしょう。でも、それを乗り越えて、自分の足でしっかり立って、自分の考えでちゃんと歩いて欲しいと思っています。
そうやって「パパにあいたい」と思ってくれた時、きっとあなたは素晴らしい人間になってくれているでしょう。
そのときに、「がんばったね」って褒めてあげたいのです。
あなたをほめることができるように、パパは自分を磨いておきます。
自分の頭で考え、自分の足で立ち、前に進んでいるあなたが、「あってよかった」と思ってもらえるような人間になっておこうと思っています。
それまで、辛いことも、涙することもあるかもしれないけど、歯を食いしばって生きていこうと思ってます。
誕生日おめでとう。