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こんにちわ。
昨日、今日と当直中の身です。
わたしにとって、いまの旬のもの、それは、びわと蛍です。
1週間前に、そわそわと近くのあぜ道を蛍を探しに行ってみると、いました、ぽわーっと2匹のほたる。
これからすこしずつ増えてくるんでしょうね。
もうひとつ、びわ。
いまの住まいは、借家なのですが、その庭に枇杷の木があります、
毎年、おいしい実をつけてくれます。といっても、うちの奥さんや心花はあまり好きではないようで、毎年、鳥たちと自分が分け合って食べていますが、今年も、やっと色づいてくれました。
ちょうどいい高さにある枝の実を青いうちに間引きしておいて、ひと枝に2個の実だけにしておいたところが、きれいなオレンジに染まってきました。
義父が先日まで家に滞在しており、それまでに実が熟すようだったら、食べてもらおうと思っていたのですが、2日の差で東京に帰っていかれてしまいました。
青いうちから、いまかいまかと思って眺めていましたが、先週の木曜日、とうとういただくことにしました。
けれど、、、、
毎日、毎日、口の中を潤ませながら眺めていたのに、いざもぎ取ろうとすると、どうしてもひねることができません。
そうです、いとおしくなってしまっているのです。
どうやって気持の整理をつけたらいいのかわからなくなってしまいました。
変な話ですが、しばらく枇杷の木に向き合って、問いかけてみます。「いただいてもいいんでしょうか?」
枇杷の木は子孫を残すためにこの実をつけたのでしょうか?
そうだとすると、それをもぎ取ることは、子供を取られるようなものです、きっとつらいはず。
けど、もしかすると、鳥やわたしたちを喜ばせるために実をつけてくれたのかもしれません。
であれば、その気持ちをありがたくいただき、心から喜ぶことが枇杷の木のためにもなるのかもしれません。
そんな自分勝手な解釈をし、手を合わせて、いただきました。
わずかな酸味とたっぷりの果汁を含んだあまーいビワでした。
心花に「いただいてみる?」と聞いても、やっぱり今年も「いらない」と走って行ってしまいましたが、七花はおいしそうに食べておりました。
ありがとう、びわさん。
わたしも、びわさんに喜ばせていただいたように、次につなげていきたいと思います。
みなさんも、旬のものを楽しんでくださいね。