こんばんわ。
時すでに遅し。。という感じの日食報告ですが、無事に見てきました。

先日の記事で書いたように、宮崎県のもっとも南の都井岬にまで行ってみようということで、前日の当直に引き続き、本当ならお昼まで勤務の予定だったんですが、朝で切り上げて一旦帰宅しました。幼稚園に行っている上の娘も、この日が終業式でしたが、日食観察のため、お休み。

2,3日前より少々下の娘が体調不良だったのですが、徐々に改善していたので、なんとかみんなでいけるかな。。と期待していましたが、明け方よりすこし体調悪化。

都井岬まで片道2時間半なので、その間、車に揺られるのもつらいだろうということで、奥さんと下の娘は家で留守番することになりました。

出発するときは、雲もうすく、多少晴れ間ものぞくくらいだったので、なんとかなるか。。と思いつつ、空を眺めていましたが、途中で、思いっきり雨が降り始めました。

このまま2時間半車を走らせて、結局、雨雲しか見れなかったら、「なんのこっちゃ」ということになるかも。。と思いながらも、いやいや、娘と二人で、日食を見に行くという行為自体に意味があって、見れるとかは二の次だ。。と思いなおしつつ、南を目指しました。

11時前が最大の食ということで、その時間に間に合うように急ぎましたが、結局到着したのは、10時40分。

到着直前まで、曇っていましたし、入口のゲートをくぐるときはとうとう降り出し、「降ってきましたねえ」と担当のかたと話をしていたのですが、奥に入っていくと、駐車場で野生の馬が草をハムハムしています。日食は見れなくても、馬をさわれる。。と思い、この駐車場にイン。結局、駐車場に止めたとたんに雨はやみ、雲の間から始まり始めた日食を見ることができました。

直前まで日食グラスを探し回ったのですが、結局ゲットできず、サングラスを2個重ねて観察するという方法を取りましたが、まずは半分くらいの日食を娘とふたりで、サングラスを譲り合いながら、交代交代観察。

そうしているうちに、隣にワンボックスカーが駐車。

なんだか、テントをはり、暗室を作り、そこからなんだか望遠鏡らしきものを準備している若いお父さん。

それに比べて、うちは、サングラス2こ。

なんだか肩身の狭い思いをしつつ、短時間ずつ、徐々に食されるのを観察。

そのうち、娘は飽きてきて、さっきの馬をさわりたいと騒ぎ始めました。

その気持ちもわからなくはないので、車からおりて、馬としばし交流。

その馬と戯れていると、反対側から、なんだかもう一頭が近づいてきます。頭突きで突き飛ばされたら、崖から落ちちゃうと身構えましたが、結局足にすり寄ってきて、くんくんして通り過ぎて行きました。

以前、移動動物園でロバを触っていたら、噛まれたことがあり、その再現か。。と覚悟しましたが、その災難は免れました。

怖がりのむすめも、勇気を振り絞って2,3度お馬さんを触れて、満足したようで、今度は、車のなかでDVDを見たい。。と言い始めました。

「DVDはいつでも見れるけど、日食は今じゃないと見れないよ」と説得するも、「もう見たからいい」と聞きません。

せっかくの日食の思い出を怒られた思い出にするのもかわいそうなので、最大の食のときは、サングラス独り占めでした。

おそらく最大の食の直後に厚い雲で覆われてしまったので、なんとも言えませんが、そのあとの暗さは、日食によるものだったんでしょうね。たしかに気温もぐっと下がっていました。

ちなみに、お馬さんは、日食ってったって、なんの変化もありませんでした。

そのあと、再び2時間半かけて帰宅。

当直明けで、往復5時間はさすがに疲れました。

そして、帰宅して奥さんに言った一言。

「あんまり見れんかった。んで、帰りにタヌキ見たよ」

って、帰り際に目の前を通り過ぎて行ったタヌキですか。。



なんにしても、それなりに楽しんだようです。

ちなみに、奥さんと七花は自宅で見ていたらしいのですが、ずっと雨で見えなかったとのこと。
見えないなら、見えないで、イメージして、祈りだけでも、、ということで「家族の健康」を祈ったとき、なんと、雲が途切れて見えたとのことです。
感動したと言っていました。

私は。。というと、あれだけ長い時間日食を見ていたのに、この影は月が間に介在してるんだな。。なんて、ぼーっと眺めているだけでした。なんだか、情けない。。

それにしても、NHKで放映された硫黄島での日食の映像はもちろんリアルタイムではないですが、感動的でしたね。

来年のイースター島に行けるかどうかはわからないけど、いつかはこの目で皆既日食をみてみたい。。そう心に決めちゃいました。