昨日は成人式。
今年の成人式はあまりもめ事もなく全国的に終わったそうです。よかったですね。。とはあんまり思いませんでした。

それは、モラルに反した青年たちに忸怩たる思いを持っていたのは確かです。折角、みんなでお祝しているのに、そとで邪魔したり、会場で酒を飲んだり。。それは非常識きわまりない、精神的に発達しきれてないなあと思ってました。

それが、いまはなくなった。精神的に発達して、自分なりに考えて、成人の日を迎えたんならすごく喜ばしいことです。

日本の未来は明るい。

けど、久しぶりに会った同級生とつるむこともできない、何を話したらいいのかわかんない、人と違うことをする度胸もない、というのでは困りますよね。

そんな人たちばかりじゃないことを祈って、乾杯したいと思います。

来週は腹腔鏡下胆嚢摘出術

来週は手術をしなくてはなりません。
いまの病院は外科が一人で、別に逃げていたわけではないのですが、なかなか手術をすべき患者さんがいなかったのです。
見つけたとしても、空腸の悪性リンパ腫や90歳をこえた方の肝転移を伴った胆管癌だったり、この病院で治療することが必ずしもその方のためになるといえなかったので、手術はしていませんでした。

けど、来週は手術が入ってしまいました。

大学院に入って、手術をしていなかったので、約1年半のブランクです。もちろん、手術は大学から助手と麻酔で応援してもらうのですが、さすがにびびります。

患者さんには正直に伝えたのですが、どうしても私に、、ということだったので、その心意気に応えようと思ってます。

確かに、大学院に入る前は得意にしていた手術の一つだったのですが、やはり、人の体にメスをいれるのは恐いですね。

しかし、やると決めたら、そんな弱音は吐きません。

患者さんが満足できるようにやりたいと思ってます。
本で、一旦メスをにぎったら、歯をくいしばって、たたかうんだ、それくらいの気迫がないと癌には勝てない、と書いてありました。

今回は癌が相手ではありませんが、及び腰で向き合ったら、かならずしっぺ返しがくると考えて、気を引き締めてかかろうと思ってます。

あまり頻繁に更新されることのない、神田さんのblogが更新されていました。
長野に旅行されたときの話のようです。

きれいな朝焼けを拝んだそうだ。
そのときに乗っけていてくれたタクシーの運転手さんが突然涙を流された。

運転手さんの思いは分からないけれども、運転手さんのこころに響くものがあったんでしょう。
齢を重ねると、その分だけ心の引き出し、こころに鏡が増えてくる、同じものをみてもいろんな見方ができるのでしょう。

わたしも、まだ30数年しか生きていませんが、いろんなことを感じようと思ってます。同じものを見るにしても、感動と感謝の気持ちを忘れたくない。

昨日の夜も、やはり心花は3時間おきに起きて、ミルクを欲しがりました。

奥さんはお昼の疲れが残っているのでしょう、まめぞうさんと枕を一つにして眠ってます。

元気に泣いている心花を見ながら、一生懸命に訴えようとしている姿、その泣き声に、生れてきてくれたことに、感謝。そして、まめぞうさんと寝ている奥さんに、昼間の心花の世話の大変さを思いながら、感謝、そんな気持ちでミルクを飲ましてると、なんだか、自然に目頭が熱くなってきました。

夜中の3時や5時にミルクをあげながら、感動できるなんて、あまりいないよね、って一人でおかしくなっちゃいました。

そして、7時30分に奥さんが起こしてくれました。

「夜中はありがとう。おかげでぐっすり眠れた。」っていう言葉に、すごく幸せを感じながら、出勤できました。

ありがとう。