交通事故のおばあちゃん

交通事故というか、70歳のおばあちゃんが自転車に乗っていたそうです。突然左から高校生がすごい勢いで飛び出してきてぶつかり、転倒。救急車で来院されました。
意識は清明、四肢の動きも問題ない、後頭部をぶつけてしまったようで、約3cmのたんこぶ、おしりもうったようで、痛いといわれます。けど、太ももや股関節の問題はなさそう。

心配なのは、頭の中だけれども、症状から大きい血管の損傷や、脳のダメージはなさそう。

若い人なら、帰ってもらうけれども、この方は70歳でこの前、ご主人が亡くなられたばかり。一人暮らし。
うーん、基本的に問題ないと思います、ただ、明日、いわゆるむち打ちみたいな症状が出ることもありますから、受診してください、けど、心配でしょうから、もしご希望なら入院してもいいですよ。と伝えました。
一度帰宅されましたが、やっぱり心配だって、再び帰ってみえました。

看護スタッフにもちょっといやな顔されますし(まだまだ人徳が足りませんね)、いわゆる医療費も増えることになります。病院の経営者的にはおいしい話なんですが、、

いつもこんな患者さんを見る時って、ジレンマに陥ってしまいます。