障害について

以前低温やけどをされた方についての記事を書きました。そのときは、熱傷の際の水ホウの治療法についてでしたが、その方と今日は少しお話しすることができました。

低温やけどができるということは、そこの感覚が低下しているために、普通なら熱いと感じたときに反射的に部位を動かすのに、動かせない、そのためにやけどを起こすというものです。通常の熱傷より深いことが多いです。

その感覚が低下している原因について今日はすこしお話を聞くことができました。

5歳の頃に二分脊椎症で手術をされたそうです。

二分脊椎症は原因が不明で詳細については、まだ分かっていないようです。
とにかく、通常すっと伸びている背骨が、完全につながらず、そのしたの神経の機能が十分に発達していないような病気です。(正確ではないので、あしからず)

いずれにしても、5歳で手術、その後、排尿障害、排便障害、歩行障害、下肢の感覚麻痺が残ったようです。

いまでもそれは変わりません。

けど、いきいきとしておられます。

少しずつ、話をしてくださいました。お父様が絶対普通学級じゃないとだめだって頑張ってくれたからいまの自分があること、おしっこは自分でお腹をおして、無理やり出していたけど、それが普通だと思っていたこと、来世はちゃんと自分の足で立って、ダンサーになりたいんだっていうこと、などなど、きっとこうやって話をして下さるまでに、血のにじむような苦労があったんだろうな、と聞いていました。

それでも、こうやって話せるようになったのは3年前くらいだったそうです。

それまでは障害者の認定も受けずに頑張ってきたそうです。認めたくなかったんだそうです。
それが、離婚を契機に、肩の力をぬくようになって、自分というものを、あるがままに、受け入れるようになった。

そして、いま自分にできることはなにかを考え始めて、世界が変わったといわれました。

いまは信仰をひろめておられるそうです。

どういう信仰かは聞きませんでしたが、ひとりでも救われることを、そして、彼女自身が救われることを祈ってます。

すごく勉強させていただきました。
ありがとうございました。