頼まれました。

病院も組織だってくると、それぞれの役割ごとに、なんとか委員会とかっていうのが出来て来ます。
その中の教育委員会というところから、勉強会をしてくれないかという依頼をうけました。
別にこの日記をみたり、私の考え方に賛同して、というのではなくて、じゅんぐりじゅんぐりに頼んでるみたいですけどね。。。

そういう経緯だったので、テーマは体液バランス。だそうです。

御老人は血管もかたくなり、心臓もよわくなり、腎臓も弱くなっているかも知れないので、あんまりたくさん輸液をしたらいけませんよ、という話にするのか、手術の後にはおしっこが出ない時期、たくさん出る時期があるので、それを理解していて下さいという話をするのか、広範囲なやけどなんかの時には体液がどんどん出ていってしまうので輸液管理は重要ですよという話にするのか、いろいろネタはあると思うのですが、今の病院では外科的には大きな手術もしていないし、広範囲な熱傷がくることもないので、御老人ネタにするというのが、普通かなと思っていますが、折角なので、私からみて、いまの病院に足りないもの、もしくは、スタッフが気がついていないこと、を話してみようかな、と思ってます。

つまり、顧客満足という点を追求する、という視点で自分の行動、病院の理念をもう一回考え直してみる、という話をしようと思ってます。

ただ、みなさんに十分理解してもらって、ああよかった、と思ってもらおうなんて、期待していません、他人に期待するのはこれは難しいですから。。一人でもそう思ってくれる人がいたらいいなあと思います。

少なくとも、人の前で発表できる機会を与えてもらえるだけでも、自分の成長に有意義でありがたいことですから、、それ以上に人に感動を与えようなんて、そんなおこがましいことは考えていません。

同じ話、同じ景色を目の前にしても、気付く人と気付かない人はやっぱりいますから、、いろんな価値観がありますよね。

傲慢かまして言わせてもらえれば、今日のこの記事をよんで頂いて、何を感じるか、何に気付くかというのもひとそれぞれ違いますよね。その時のその人の考えによって、すごく違うと思います。それはそれでおもしろいですよね。

少なくとも、私はこうやってみなさんに意見を聞いていただけるだけですごく幸せです。ありがとうございます。