虫垂炎

やっぱり、最新記事を上に書くか、下に書くかは悩みますね。
見づらいでしょうけど、ごめんなさい。

中国の高校生が日本に留学していて、虫垂炎になってしまって、いま、点滴しているという話は書きました。

結局4日間、連続して点滴して抗生剤を投与しましたが、右の下腹部痛は改善しませんでした。悪化もしていないので、炎症を抑えているといえば抑えているのですが。。

話をきくと、これまで、中国でも3回、日本でも1回、抗生剤で経過を見ているとのことです。
付き添いの先生も、こんなことが何回も続くと、学校側も大変なので、両親に連絡して手術をすすめています。とのことでした。

私も、これだけ保存的にみて、変わらないのなら、手術がいいだろうと思っていましたから、本人にそう伝えました。

けれど、今は手術はしたくないとのことです。なぜ?って聞くと、7月に1ヶ月半の夏休みがあって、その時に中国に帰るのを楽しみにしている。いま、手術をしたり、中国に帰って治療をするとなると、お金の面で、夏に帰れなくなるから、嫌だというのです。

医学的に、7月まで待つと虫垂炎が悪くなって、それまでに腹膜炎をおこすかも知れないこと、そうなると、倍以上の治療費がかかること、入院期間も長くなることを話しました。

けど、これだけではだめだな、と思ったので、こう話しました。

「お金のことはあなたが心配しなくてもいい、お父さんはお金のことなんかより、娘である、あなたのからだの方が心配に決ってる。だから、いまはお父さんに甘えて、ちゃんと治療して、その分親孝行してあげないさい。その方がお父さんはきっと喜ぶよ。

それに、もし、7月にお金がどうしてもなくて帰れないというのなら、僕を中国で案内してくれたら、僕があなたの旅費は出してもいいよ、ただし、今回の治療をちゃんとして、かつ、よくなったらお父さんと、学校の先生にちゃんとお礼がいえたら、というのが条件かな。よく考えてみて。。」

そう伝えると、うれしそうな顔をしてくれました。

素直なこころというのは、国籍は変わらないんですね。

結局、お父さんはいま、仕事で東京にいるようで、東京で手術を受けることになったようです。

この親子に幸あれ。

そして、7月までに旅費をためとかなきゃ。。奥さんよろしくお願いします。

みなさん、すごくいいお金の使い方だと思いません?自分でも実現するといいなあと思ってます。