どなたか教えて下さい。
先日、生後3ヶ月のお子さんで、足のうらに血管腫ができて、治療をすすめられた、それはレーザー治療で、全身麻酔が必要らしくて、いますべきか、もうすこしまった方がいいか、悩んでいる。という相談を頂きました。
私は、お腹の外科が専門で、血管腫は専門外ですが、以前子供の横腹にイチゴ状血管腫があり、そのことを調べてみたことがあり、その範囲で答えさせて頂きました。
なにぶん、専門外です、間違ったことをアドバイスしていたら申し訳ないので、もし御存知のかたがあったら、これはちがうといっていただけると幸いです。
わたしのお返事を転載します。
『生後3ヶ月のお子さんの足のうらの血管腫ですが、イチゴ状血管腫ではないのであれば、自然消失は期待できないでしょうから、いつかは治療しないといけないでしょうね。
治療法としては、確かにレーザー治療が今のところいいのではないでしょうか?
その場合、どうしても痛いらしいので、麻酔が必要になるでしょう。
もう少し成長して、少々の痛みは我慢させて、治療する、というのもひとつの考えでしょうが、それまでに、どうしても足の裏は刺激をうけるので、正常な発達のためには、歩き始めるまえに治療しておいたほうがいいのではないかと思います。
次に、全身麻酔への恐怖ですが、確かに気持ちはわかります。
何を怖いと感じておられるのか、一つ一つ整理して見られると良いかもしれません。
現実的には麻酔薬をマスクを通してかいでもらうことになると思います。
普通の全身麻酔は完全に呼吸をとめて、人工呼吸をしますが、この年齢と、この年であれば、そこまで深い麻酔はせず、かるくマスクをあてて、かるく眠るくらいだと思います。
いわゆる、麻酔の後目が覚めなかった、というような事態にはまずならないと思います。
ほかに、麻酔をすると、脳に障害が残るのでは?という不安もあるかもしれません。これは詳しい統計があるわけではないのでわかりませんが、現実的には生れてすぐ麻酔をかけることもあります。そんな子が、頭が悪いなんていう話は聞いたことがありません。
いずれにしても、はっきりしていることは、血管腫が自然消失は望めないこと、レーザー治療がリーズナブルであること、そのためには麻酔は必要であること、放置したら、歩行を始めるにあたって、痛みのため、出遅れる可能性があること、を踏まえて、麻酔のリスクをどこまで許容できるか、ということになると思います。 』
とお返事しました。
もし、御意見があれば伺いたいと思ってます。
何とぞよろしくお願いいたします。