研究の合間に。。
先日、紹介させて頂いた、宮崎の綾という町で、百姓を始められた杉山さんの本をいま、読みかえしているとことです。
もともと外資系のサラリーマンで、ばりばりやっていた経験を生かして、農、というより、人として生きることに真剣に取り組んでこられた軌跡が綴ってあります。
サラリーマンとして、ストレス一杯の生活をおくるなかで、人としての生きる意味を考えられたこと、
そして、一冊の本とであったこと。。
人としていきていくにあたって、食、農という視点にたたれたこと、
農をやるにあたって、自分の個性、(いままでサラリーマンとして培って来たもの)を見つめなおして、それを最大限に生かそうと試行錯誤されながら、一歩一歩実践していかれたこと。。
自分の信念をもちながら、実践していく過程で、ぶつかる現実、その問題を、社会や制度なんかのせいにせず、百姓自らが考え、行動していかないといけない、さらに、国民が主体的に考えて行動していかなければならない、と提言しておられます。
ただ、机上の空論ではなく、実体験に基づいた提言なので、非常に説得力があります。
単に、サラリーマンに疲れた人を、楽してもうけれるから、あるいは、ちょっと我慢や勉強すれば儲けれるからという、指南書、あるいは、扇動本ではありません。
組織のなかのひとりではなく、自分個人、自分とは?いかにいきていくべきか?を考えはじめた人にとって、人生の指南書といえるのかもしれません。。
著者の人柄を知っているからこそ、行間が読めるのかも知れませんが、いい本です。
いつかはわたしもこんな本を書いて、世の中に幸せを問うてみたいものです。。
題名を出してませんでした。。
農で起業する。。杉山經昌さんです。