福岡、石の庭にて。。

先日いってきた石の庭は、基本的に個人の持ち物なんです。

3年前にそういう場所があると紹介されて、行ってみた時にたまたま、そこに住まれておられる方が掃除をしておられて、声をかけさせて頂いたのが、そもそものきっかけでした。

『よかったら、中にはいってごらんになられますか?』

の一言に甘えて、中に入って説明を受けました。自然の不思議さ、神秘さ、見えない力を感じ、それ以来、私の心の原点となっています。

話を聞くと、世界中から哲学者や音楽家が訪れるようで、さもあり何と言う感じのところなんです。

その住人のおばさんは、そうやって、自然の力を目の当たりにしてきていて、かつ、その力を訪れた方に話をずっとされているし、そこに人生の縮図などもたくさん見てこられているようで、本当に含蓄の在るお話をされていました。

今回は、単に庭を見せていただければ。。という気持ちで伺ったので、お会いできるとはおもっていなかったのですが、たまたま今回も在宅しておられました。

福岡の天神の地主さんで、ショッピングモールの役員などもしており、また、全国を駆け回っているようで、お忙しいらしく、御本人も2回連続で、在宅だなんて本当にめずらしいと言われていました。(次にくる時は必ず、あらかじめ連絡しなさいと念を押されました)

そんなおばさん、あえて庭守と呼ばせて頂きますが、庭守のおばさんと話をさせて頂き、心に響いたこと。。

『上には上がいる、下には下がいる』

まず、離婚問題で悩んでいる時に、この庭をみて、過去の何に囚われることがあるだろう、大事なのはこれからだ、精算するのに、得をするとか、損をするとか、そんなことに囚われるのではなく、ちゃんと正しい判断をして、それに基づいて精算して、はやく、明日にむかって歩き出さなきゃって考えさせてくれたことに感謝の言葉をのべ、その後、医者としてとか、肩書きにとらわれない生き方、人としての幸せを啓蒙する人生を歩んでいきたい、とこれからのビジョンをお話しした時のコメントでした。

肩書きを離れて自分を見つめた時に、
自分とは、医者という免許をもっていること、
医学について他の人よりも少々知っていること、
あとは人生について、いかに生きるべきか、幸せとはということについて人よりちょっと早く考えはじめたこと、

そういう存在でしかないということでした。

医者と言う免許をもっているから、持っていない人にくらべると上です。けれど、医者の免許をもっていて、かつ、いろんな分野で活躍しておられる方よりももちろん下です。
医学の知識は持っていても、自分の専門以外のことはあまり知りません。
人生について考えたと言っても、まだまだ知らないこと、実践出来ていないことがたくさん在ります。


上には上がいる、下には下がいるというのは、上には上がいるから、それを超えるようにもっとがんばりなさいとか、そんなに偉そうに、分かったようなことをいっても、所詮たいしたことないよとか、そういう意味ではなく、また、下には下、というのも、下の人たちを見下すわけでもなく、下がいるから安心しなさいと言うわけでもなく、

謙虚でありなさい。学ぶ姿勢を持ち続けなさい、というものでした。

私は、ビジネスをしているわけではありません。不動産投資も素人同然です。幸せや人生の生き方を模索して、感じたことを発信していますが、まだまだ実践が不十分だし、人に認められたいとか、このまま突き進んでいいのだろうかと不安にあることもまだ、あります。

そんな私の書く『まめぞう』を読まれて、

自分は『まめぞう』よりも上だな、自分のほうが、実践出来ているし、『まめぞう』の思考過程はいま、この辺だな、次はこんなことを悩みそうだなというのがわかられる方は、どうぞ、これからもよろしく御指南ください。

自分は『まめぞう』よりも下だな、と思われた方、その謙虚な姿勢を学ばさせて下さい。


まめぞうはまめぞうです。全く同じ経験、思考をしているひとはいないはずです。
できるだけいろんなひとの意見やいろんな方に出会い、人間として成長していきたいと思ってます。

これからもよろしくお願いいたします。