厳しさをもって。。

こんにちわ。

今日は、お昼から明日のお昼まで実家の近くの病院でお仕事です。近隣のかたは、どうぞ、お茶でもすすりに来ませんか。。(ってなわけはないですね)

昨日ふと考えてました。

自分ってプロとしての仕事をしてるかなって。。

自分の人生を幸せに過ごすためのこつや考え方がいくつかあって、それらをうまく組み合わせたり、順繰り順繰りつかっていくと、より幸せな生き方ができると思うのですが、その中のひとつに、

自分に自信を持つ。。

という項目があると思ってます。

それは仕事でも私生活でもなんでもいいと思うし、また、すべてにおいて、ある程度自分に自信がないと、いつも、「他の人の方がいいとか、もっと他にやり方があるんじゃないか。」と不安になってしまって、幸せな生活とかけ離れてしまうと思ってます。

けれど、自分の身の回りのこと、すべてに自信を持つ、ということはおそらく難しいのではないでしょうか。。

何か一つ、これだけは他の人に負けない。。というものがあれば、他のことについては、「あ、このことについては、この人の方が上手だな」と素直に認めることができるのではないかと思うのです。


医者だからすごい。。何でもできる。。って思われがちなのですが、私はお腹の外科なので、整形外科みたいな骨折や、産科の先生みたいに分娩もできないし、眼科なら経験の浅い先生でもできる眼底の観察も自信をもって診ることはできません。

そこを、変な自信をもって、「出来ますよ」なんていっちゃうのは、かっこつけしぃ以外の何ものでもありませんよね。それを受ける側も不幸ですし、なにより、不得手なものを自信ありげにせざるをえないのは、本人にとって苦痛でしょうね。

お腹の外科医が眼底をみたり、分娩を。。なんていうあまりあり得ない話をだしましたが、結構世の中にたようなことが多いのではないかと思うんです。

以前の私を思い返すと、医師として大学の組織の中で働きながら、将来への不安のために不動産を探してみたり、なにか新規ビジネスを探してみたり、、、あるいは、家族をもっていて、その中の父親、あるいは夫であるにも関わらず、別の自分を探してみたり。。

結局、柱となる自分、自信をもてる自分が分からなかったんでしょうね。

かといって、いままでの努力がムダだったかというと、そうは全く思ってません。

そうやって、必死に探して、挫折したり、悩んだりして、何かひとすじの光を掴むことが出来たからです。

そうやって進んでいる私ですが、ふと自分を見つめ直しました。

分かったつもりになって、口先だけになっていないか。。と。。

いろんなものをそぎ落として、結局残っている仕事に対して、プロとして、愛情をもって、プラスアルファの情熱を注いでいるか。。と考えてみました。

実はやっていないんですね。

いま、自分が自信をもってやっている。。と言えるのは、ほんの数える程しかないかもしれません。

ただ、それは、まだまだ身の回りの範疇を越えていないと思います。

相手のある仕事をするにあたって、『お、これはプロの仕事だな。。」と思わせる仕事まではまだまだ至っていません。

ちょっと目がさめました。

何ごとも手を抜かず、自分の心が後悔しないように、ひとつひとつの出来事に対して、『プロ』の気概をもって対処して行こうと思います。