当直ですが、先日雨が降ったことと、最近日中あったかいことで,インフルエンザは一段落しているようですね。それほど「多い」という印象はありませんでした。それでも、19時からの当直で、23時まで、ずっと患者さんが途切れず、ちょっと泣きそうでした。

外来で患者さんを診させてもらって、みなさんの顔を拝見させてもらうのですが、本当に、ひとりひとり違いますね。目、耳、鼻,口、っていうパーツは同じなのに、それぞれ微妙に形が違ったり、位置が違ったりして、誰一人同じ顔はいない。って不思議ですね。

そんなことを思いながら診たりしているうちに、顔相と性格が一致しているような気がしてきました。大人はなかなかわからないのですが、子供はなんとなくわかる気がします。

考えのしっかりしている子は、何が違うって、やっぱり目かな。。目に力を持っている子は、声も大きいですね。
そういう子は,こちらが何をいっても、ちゃんと受け止めて、何かしら反応してくれます。

もっとも、はっきり言って顔相の悪い子、つまり目に力が無く、口元もちょっとだらしない感じの子ほど、会話の中で夢中になっていることや、あるいは返してくれた言葉をひろってたくさん誉めてあげる事にしています。

はじめは、何も言わず,下を向いていたり、あるいは、母親のほうばっかり見ていた子供が、そうすると、顔を上げ始めるんですね。そして笑顔で帰っていってくれます。

そんなときが、ちょっとはいいことできたな。。って思える瞬間だったりします。

でも、やっぱり残念なのは、そのあとをフォローできない事。。

ただ、そのフォーローも自信を持ってやれるか。。というとまだまだ自信はありません。

子供ってこころの育てようによっては、無限大に育ってくれると思うんです。
それを、大人が、自分の枠の中、価値観のなかにはめることによって、小さくまとまらせる事になっていないか、、いつも疑問に思います。
子供の可能性を信じて、野鳥を大空に解き放つような気持ちで子供を育てることのできる教育がいまのところ、わたしの教育に対する大原則でしょうか。。

他人のことは見えやすいし、批判もしやすいのですが、自分のことになると、まったくもって自信がありません。自戒の念をこめて、ここに書いておきます。