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こんばんわ。
昨晩は、お風呂上がりに半袖のまま外に出てみました。風呂上がりで上気した肌には非常に気持ちのよいひんやりした風が吹いていました。
耳をすますと、かえるが鳴いています。
ここのところの陽気で冬眠から覚めたのでしょうね。それにチリチリという虫の音も、まるで春の到来を告げる呼び鈴ように、春の闇に踊っていました。
かえるといえば、田んぼのおたまじゃくしですね。
近所の田んぼも、つい一週間前までは、稲刈りのあと枯れて、田んぼをエビ色に染めていたのに、いまは、土を掘り起こされて、まさに土色をしています。
掘り起こされた土は、一冬、力を蓄えたのでしょうね、横を通ると、頼もしいくらいの香りを楽しませてくれます。
もう、1ヶ月もすると、水をはって、早場米の田植えが始まるのでしょう。。こうやって、季節が巡っていくんですね。。
さてさて、そんな自然にはぐくまれながら、はやく春がこないか。。と待ちこがれる私ですが、最近は、いわゆる「晩酌」なるものをしております。
といっても、「晩酌」なるものが、どういうものかはよくはわからないのですが、晩にお酒を飲むことを晩酌だとすると、まさに、最近晩酌していることになります。
この一年、あまりアルコールを飲まなくなった私ですが、先日も書いた、池波正太郎さんの「剣客商売」を読むと、どうも飲みたくなります。
ただ、酔うために飲むわけではなく、その雰囲気を味わいたいがために飲むので、小さいコップ一杯で十分です。
大学から帰宅して、心花を預かり、膝のところで遊ばせながら、つまみもなく、ちびりちびり。。
その間、奥さんが夕食を作ってくれます。夕食が出来た頃には、その一杯は飲み干してしまっています。次をつぐかというと、それはやりません。
「ご飯のときは何を飲む?」
と聞かれて、「お茶にする。。」
と答えて、わたしの晩酌は終わります。
飲んでいるお酒も、特にこだわりはなく、一昨年のお歳暮にいただいた日本酒がまだ、栓をあけずに残っていたのもあって、このちょっとした晩酌もどきを始めたのです。
そのお酒の造り酒屋が、宮崎の県北の延岡。。
インターネットで「日本最南のお酒」と検索すると、熊本。。と書いている人が多いようですね。
ひどいのになると、福岡とか、四国とか。。
ひいては、九州は焼酎しか飲まないから日本酒はいらないんだ。。という暴論もありました。
ここで、ちゃんと述べておきます。
最南は宮崎県です。
それも、上述の延岡(県北)ではなく、わたしの実家のある国富町のとなりの、綾町です。
「綾錦」というお酒をつくっています。
調べた範囲では、鹿児島と沖縄では、日本酒をつくっているかどうかわからなかったんですよね。(ごめんなさい)
なので、もしかすると、もっと南でつくっているかもしれません。もし、情報があったら教えてください。
もっとも、南でつくっているから偉い。。というつもりはありません。麹菌の働きやすい環境があるので、お酒をつくりやすいところとそうでないところがあって当然だし、自然とお酒の味にも差が出てくるんでしょう。
ただ、つくりにくいところでつくっているひとには、それだけの覚悟と誇りがあるんだろうなあ。。と思って、それに敬意を表したいと思うのです。
ちなみに、今日はお仕事なので、晩酌もどきはなしです。