自分でも、もういいかな。。と思い始めているのですが、忘れぬうちに書き残しておきましょう。

動物園に行くと決めたものの、選択肢は二つありました。
一つは、宮崎のフェニックス自然動物園、もう一つは鹿児島の平川動物園。。

距離的には、フェニックスへが車で約30分。平川動物園となると、高速道路をつかって、約2時間半。。

これだけ考えると、迷わずフェニックスなのですが、平川動物園は動物の数がおおい、、それに、なによりコアラがいる。。というところに魅力があるのです。
それに、入園料が200円、駐車場代も200円、そして、遊園地の乗り物代も安い。。ときています。

ただ、入園料とかは、高速代を考えると、かえって高くなるんですけどね。。だから、何にしても、コアラがいるか居ないかで、平川動物園の存在感がかなりアップしてくるのです。(おそるべし、コアラ。。)

結局、せっかく動物園に行くのならお弁当を持参したいし、やっぱり遠出は奥さんの体調から避けたい。。それに、最近ぞうさんがタイ国からやってきて、一緒に写真が撮れるらしい。。との情報を得て、フェニックス自然動物園に行くことにしました。

前日の天気予報通り、曇り空。。素人目には「今にも降り出しそう。。」な曇り空です。

奥さんの「大丈夫、このまま持ちこたえる。」

というかけ声で、お弁当作りを始めることにしました。

私が、唐揚げのお肉を水で洗って、ニンニクとショウガで下味をつけて、唐揚げ粉をまぶす。そして、奥さんがあげる。

わたしが卵焼きようの卵をかき回し、だし汁をいれる。そして奥さんがフライパンで焼く。

そうこうしているうちに心花が起きてきました。わたしはそこで手を下ろして、心花と遊ぶ役に変身。

台所から漂ってくるおいしそうなにおいにつられて、心花とわたしの度重なるつまみ食いにもかかわらず、20分後、めでたく完成。

朝食と昼食はかねることとして、いざ、フェニックスへ向かいました。

曇り空とはいえ、休日なのに、駐車場は空きスペースが目立ちます。わたしが小さかった頃は、いつ行っても、この駐車場はいっぱいで、なかなか入り口の近くにとめられなかったのが、嘘のようです。

いまは人員も削減しているんでしょうね。駐車場の入り口には係の方はおいでになりませんでした。

「動物園の入園の際に、駐車場代も一緒に払ってください」

との張り紙がしてありました。

この、フェニックス自然動物園に行くのは、おそらく10数年ぶりかも。。(あれ、百咲とは行っていないのか。。平川動物園だけだったな。。)

10数年前は、大学生のころで、当時おつきあいしていた女性と行ったような覚えがある。。覚えがある、、というのは、恥ずかしながら、女性とデートする。。というのでどきどきしていたのか、その当時、どこにいったのか、今となってよく思い出せない。。だから、きっと10数年前に来たんじゃないか。。というのが、本音だったりします。。(ごめんなさい)

ともかく、この、フェニックス自然動物園で記憶に残っているのは、当時、連れてきてもらうたびに、わくわくしてたこと、入場口までの青い壁がとってもとっても輝いて見えたこと。。かな。。

大人の、この年になって改めてその青い壁をみると、それほど高くもなく、きれいでもなく、ヒビも入っているのだけど、子供の目にはそんなのは映らないんですよね。

お父さんと、お母さんと一緒に過ごせる夢の場所なんですよね。

つい、
「やっぱ、フェニックスはちゃっちいね。上野動物園くらい欲しいね。。」
なんて、実際運営しているひとや、動物の面倒を見てくださっているひとの苦労を知りもしないで、さも、「おれは世界を知っている」みたいに、豪語してしまいそうになるのですが、子供にとっては、これで十分、夢の場所なんだよな。。ってその言葉を飲み込みました。

さあ、、一人800円の入園料を払って、いよいよ入園。。なのですが、長いですね。。

また、折りをみて動物園ネタは書いていこうと思います。

でもこれだけ。。

結局、フェニックス自然動物園を選択して正解でした。

ぞうさんと一緒に写真が撮れたし、写真を撮る人が少なかったので、「ゆっくり触ってもいいですよ」っていってもらえて、しばらく女の子の「みどりちゃん」と戯れることが出来たし、みどりちゃんも、鼻をぼくの顔に近づけて、鼻息を「ふーん」って歓迎の意を表してくれたし、相棒の「たいようくん」のフラフープ芸もみれたし、二人が筆をもって描いたという絵も見せてもらったし、、なにより、来たばかりの2頭のぞうさんを、まだ、5歳。。という若さの時に見れたというのは貴重な経験でした。

一年半前に、タイに旅行に行ったときに、ぞうさんの背中にのって、観光地をぐるっとまわったんですが、その時の大人のぞうさんに比べると、一回りも、二回りも小さくて、顔もあどけなくて、しぐさも子供らしくて、本心からかわいいと思えました。

これから60年ちかく生きると思うのですが、そう考えると、もしかすると、わたしの方が先に死んじゃうことになるのかもしれません。おなじ時間を過ごすもの同士、早い時期に顔を合わすことができて、なんか、生きる張り合いができた気がします。(ぞうさんより長生きしてやるゾーさん)

入園料は少々高いけど、動物さんたちのご飯代や飼育員のかたのご苦労を思うとけっして高くないと思いました。

そして、地元の動物園ではなく、よその動物園に行こうとしていた自分がちょっと恥ずかしくなりました。これからも応援していますので、いつまでも、子供に夢を与える場所を提供してください。よろしくお願いします。。