あるがままの自分。。

マイペースの人生。。

なかなか難しいですよね。

マイペースの人生を送る達人ともいえるにゃんこちゃんたちも、一日観察していると、決して完全なマイペースではないんですよね。

まめぞうさんの一日。。

最近は暖かくなってきたとはいえ、まだまだ朝はまめぞうさんにとっては寒いようで、奥さんと心花のあいだで、奥さんの枕を占領して、奥さんと向き合って寝ています。

たまに、奥さんの方が先に起きることもあるのですが、ちょっとやそっと動かしても全然起きません。さすが、マイペースの達人。。

しかし、心花が起きるとそうはいきません。

まめぞうさんが隣で寝ていることを確認するや、にやっと笑い、そこに覆い被さっていきます。しっぽを引っ張り出し、握りしめたりしています。

そうなると、さすがのまめぞうさんも、布団から出ざるを得ません。ちなみに、遠くに逃げればいいものを、4,5歩しか逃げずに、そこでぼーっとしているものだから、再び心花に捕まってしまいます。

それでも、抵抗せず、じっと我慢していると、心花の方が飽きてしまって、やっとこさ、解放されます。

次には、その日の気分によってご飯を食べてからだったり、食べずに、だったりするのですが、外をおもむろに眺めます。天気がよければ、外に出して。。って窓に座ります。雨が降ってたり、気が向かない。。となると、布団ではなく、ソファーのところか、ストーブの上で丸まります。
このあたりはマイペースですね。

外に出たときは、たまにやってくるこのあたりのボスに出会ったり、往来をとおる車の音におののいたり、15時頃やってくる郵便配達のおじさんにびっくりしたり、庭をひらひら舞っているチョウチョを追いかけたり。。

マイペースではあるのですが、絶えず、外の世界の刺激にさらされています。

そのたびにストレスに感じるのでしょうが、にゃんこちゃんたちのすごいところは、体をなめなめしているうちにすぐ忘れてしまうこと。。忘れてしまうから、また次の日も同じことをするんでしょうね。あるいは、そういうストレスがあると言うことを自覚しながらも、毎日外に出ないといけない。。という使命感をもっているのかもしれませんね。

人間は。。
朝起きるときから、会社に間に合うように。。と起きる時間を決めています。そして、朝ご飯も大急ぎですませなくてはなりません。
家を出たら、事故をしないように、渋滞に巻き込まれたら、ちょっといらいらしながら通勤しなくてはなりません。
会社に着いたら、やるべき仕事が待っています。
自分でノルマを決めるというよりも、押しつけられるノルマがあったりします。。
仕事はうまいこといっていても、プライベートで何かしら問題を抱えていたり。。

でも、人間である以上、社会のなかで生きていかざるを得ないわけで、そんな変化は当然おこるものなんですよね。
要は、その変化を受け止める覚悟があるかどうか、その変化をいかに自分のために活かせるか。。
それに尽きるのではないかと思うのです。

にゃんこちゃんたちの世界、考え方がどうなっているのかよく知らないから、なんともいえないのですが、少なくとも、人間は使命感をもったり、達成感、幸福感を持つことが出来ます。

なんにも変化のない人生なんて、本当に味気ない人生だろうなあ。。と思うのです。
その変化をいかに受け取るかは、自分がどうとらえるかにゆだねられています。

それを、過去に何人ものひとが、「選択する自由」と呼んできたのだと思います。

出来事が起きるかどうかを選択するのではなく、起きた出来事をどうとらえるかについて、選択する自由をもっているんですよね。
もしかすると、これがにゃんこちゃんたちと私たちの大きな違いなのかもしれませんね。