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こんにちわ。
昨日は、予定通り、奥さんと心花と3人で、和食やさんに食事に行ってきました。
暖簾をくぐるや否や、「お待ちしていたんですよ」と女将さんの声。。
普通の挨拶にしては、調子が違うな。。と思いながら、座敷に上がると、おしぼりを差し出す前に、
「実は、この店を閉めようと思っていて、ちょうど連絡を差し上げようと思っていたんです。そうしたら、今日来てくださる。。ということで、本当にお待ちしていたんですよ。。」
と、思いもよらなかった言葉をいただきました。
もしかして、お客さんが少なくて経営が立ち行かなくなったのか、、とも思ったのですが、いつも前を通るたびにお客さんはいっぱいだし、また、それほど深刻そうな顔をしておられるわけでもなかったので、おそるおそるわけを聞いてみました。
そのお店からご自宅が遠くて、また、お子さんが小さい。。ということで、お店の経営は順調だけれど、家庭のほうが大変なんですよ。。と教えてくださいました。
「それじゃ、別のところで開店されるんですか?」
「ええ、そのつもりで、以前から探していたんですが、なかなか見つからなくて、ゆくゆくは新しい店でやるつもりなんですが、中途半端なところで始めると、またお客さんにご迷惑がかかるから、当座はしばらく休養しようかと思っているんです」
今の自宅の近くで、本当にありがたい、いいお店だったので、その場所を離れられるのは、正直残念ですが、いい場所を見つけて、はやく新規開店して欲しいです。少々遠くても行こうと思っています。
初めてそのお店に行ったのは、3年くらい前でしょうか、奥さんと二人でふらっと入りました。
手の込んだ和食とおいしい日本酒、そして、板場にたつ大将と、座敷のお客さん、そのあいだを取り持つ女将さんの絶妙な距離関係、信頼関係がとっても居心地がよく、また、帰り際、女将さんが
「お客さんみたいな若い方が、もっともっと和食を食べていただければいいんですけど。。」
って言われたのが、とっても印象に残っていて、それからのお付き合いなんです。
ちなみに、営業は今月の25日まで。。
また、当初のこの日の目的は、「とらふぐ」を思う存分いただこう。。という趣旨だったのですが、予約の段階でうまく伝わっていなかったため、通常の和懐石になっていたので、閉店前に、もう一度みんなで訪れる事にしました。
出会いがあるから、別れもある。。別れがあるから、出会いもある。。そんな心境でしょうか。。