思わぬ来客。。
こんにちわ。
昨日に引き続き、今日の17時まで当直中の身です。
実は昨日、この病院に来る途中に、昨日の記事に書いた膵癌の患者さんのお墓参りをしてきたのです。ご自宅にもよったのですが、不在だったようで、ご挨拶のメモを置いておいたところ、今日、わざわざ当直先の病院においでくださりました。
当直の帰りに再び寄ろうと思っていたのに、びっくりでした。
残された奥様と娘さんが幸せに暮らせるように見守っててくださいね。。って祈ったから、それに答えてくださったのでしょうか。。
娘さんは、今度結婚され、現在妊娠4ヶ月だそうで、それも、別居ではなく同居になりそうだとのこと。。。そして、近所にすばらしい若夫婦が越してくることになって、なにかとにぎやかなんですよ。。と教えてくださいました。
大学院に入るときに、非常に心にかけてもらっていたので、なにはともあれ、臨床復帰することになったので報告させてもらわないと。。って思っていたので、胸のつかえがとれました。
その母娘さんには、さかんに「先生に魂を救ってもらった。。」っていわれるのですが、とんでもない、私のほうが「医者として、人間として、いかに生きていくか」を教えて頂いて来ました。
いまでも、ちょっと自分によこしまな心がもたげてきたりすると、「あ、@@さんが見てるかもな。。」なんて、気持ちを引き締めたりなんかしています。
この患者さんだけでなく、これまでめぐり合った患者さん、家族のかた、、そのときはそれなりに一生懸命だったけど、振り返ると後悔しきりです。もっといい治療ができたかもしれない、、もっとそばにいてあげればよかった、、もっと話を聞いてあげればよかった、、ひとりでいると、いつもそんなことを考えています。
後悔しなくなるときってやってくるんだろうか。。
そんなときがやってきてほしいという気もするけど、もしかすると、それは人間をやめるときなのかな。。なんて思ったり。。
さて、午前中に入院してもらった患者さんをみにいくことにします。