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指導力ってなんでしょうね。
これまで35年間生きてきて、部活のキャップをしたり、イベントを企画、運営したり、、そんなのって結局、指導力でもなんでもなかったんでしょうね。単に、スタッフのみんなが、一致団結してそこに向かってくれたから、うまく行っただけの話だったんでしょう。
臨床にもどり、後輩の先生とペアで仕事をすることになりました。
わたしの指導力がない。。というのは、これは痛切に実感しています。
ただ、どこかで、自分の価値観を押し付けてもいいのか。。という危惧が頭から離れないのです。
私がもっている価値観、すなわち、私が経験してきて得られた結果、それが私の価値観なのですが、その過程を踏むことなく価値観だけ押し付けてしまって、本人のため、患者さんのためになるのか。。はなはだ疑問に思っているのです。
結果を押し付けるのではなく、その結果を得ようとする心の持ちよう、そこをしっかりとつかんでほしいと考えて接してきました。
それは言葉だけではなく、すべてからつかんでほしい、まさに、与えられるもの、気づかされるものではなく、自分でつかむもの、気づくものであってほしいと願っていました。
でも、なかなか難しいものですね。
何が彼の心の扉を閉ざしているのでしょう。
外からいくらこじ開けようとしても、きっと開くことはないでしょう。さらに内側の鍵を強くしてしまうのかもしれません。
内側に入る努力を続けるべきか、ほかのみんなと一緒に、外からたたくべきなのか、心から悩んでいます。