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こんばんわ。
ご無沙汰の更新です。
唐突ですが、インドに行ってきました。
思えば、大学を卒業するにあたって、卒業旅行をどこにするか、まわりのみんなが盛り上がっているときに、なぜか、「自分はインドへの一人旅!」と決めて、インド放浪記や地球の歩き方を手にして以来、どこかでひっかかっていた国だった。
結局、卒業試験が終わって、国家試験までの間に、結構な高熱を出して、ビザなんかの手配も全然できず、そんなこんなしていたら、阪神大震災が起きてしまい、そこに駆けつけたのでした。 それが約14年前。
14年越しにかなった思いである。
インドという国は帰ってきて、特にそう思うのだけれど、必然性を感じる国、そう感じる。
帰国して思い出が風化する前に、ほかの人がどのようにとらえて、どのように文字に残しているかを知ろうと思って、帰りの道すがらに購入した本が宮崎佳代子さんの「インドに呼ばれて」であったが、まさに、呼ばれて行く国なのかもしれない。
いま務めている病院は、研修や学会発表に対して非常に理解があって、ほぼ自己負担なく、旅費と交通費を支給してくださる。それは、海外での発表も例外ではなく、経済的な心配をあまりせずに海外に行けることを知っていた。
自分は基本的に貧乏症で、用意されている特典は多少なりとも使わないと、なんだか損をした気分になる方で、2年前にこの病院に赴任した際、きっとこのチャンスを活かしたい。。そう思っていた。
これまでも、海外での学会のリストを眺めながら、シカゴやフィラデルフィアでの学会にどうしようか。。と抄録を準備したりもしていたが、なんだか気が進まなかったり、タイミングが合わなかったりと、結局出せずにいた。
そして、今年の7月も中旬になり、9月の末まで。。と決めていたこの病院での勤務の期限が迫ってきたとき、まさか、9月までに開催される国際学会で、かつ、この時期に募集している学会はないだろう。。と半分、いや9割がたあきらめつつリストを探してみると、なんと、あるではありませんか、APDW.
アジア太平洋消化器学会。。
締切は4日後。
もう、これは出すしかない。。
どこで開催されるかは二の次で、その場で抄録を作って、仮登録。
改めて開催場所を見てみると、
インド、ニューデリー。9月13日から16日。
その文字が燦然と輝いていたのでした。
そのときから、わたしとインドとのつながりの芽がすこしづつ大きくなっていくのでした。