昨日は、上司の先生のご自宅でのホームパーティーにお呼ばれしてきました。

奥さんの実家の奄美大島の郷土料理と飲み物を持参、郷土料理は2日前より下準備してくれて、みんな喜んでくれました。わたしも、そんな気遣いの出来る奥さんをとっても誇らしく思えました。

心花も初めて会う人がたくさんでしたが、泣くこともなく、ずっとにこにこしてました。

この季節は、外でご飯を頂くのに、ほんとうにいい季節ですね。
芝生のみどりと五月の赤、ほかにもいろとりどりの花たち、心地よいそよかぜ、そして何より、みんなの笑い声、とっても幸せな気分になりました。

人が集まると、いろんな話をするのですが、結構「幸せ」論も板に付いてきました。
こうやって人に話すことで、自分の話す技術も上がっていくんでしょうね、だから、臆せずにどんどんいろんなひとと話をしていきたいなあ。。

奥さんにとっても、少しづつ人の輪が広がって、彼女の夢を実現するステップにしていってほしいなあと思ってます。わたしも、出来るだけいろんなところに顔を出して、たくさんの人と交わりたいなあと思ってます。

さて、今日も当直。。

自宅では心花とまめぞうさんの世話を一人で奥さんがしないといけないけど、顔晴ってね。。

上司の先生は、私が医者になって一年目のときに、アメリカで行われた国際癌学会に連れて行ってくださった先生でした。
そのときは、その先生と奥様の3人でネブラスカ州、そしてワシントンDCにいきました。

ネブラスカ州オマハでは、ホームステイをさせていただき、研究室に入らせてもらったり、貴重な経験をさせていただきました。

何がすごいって、そのおくさまがとても社交的で、パワフルで、すごいんです。

それ以来、理想の夫婦だなあと思っていました。

その奥さんは、子供さんが大学を卒業されて、一人でアメリカに国際貢献ボランティアにいったり、先日もヨーロッパを旅行しておられます(ヨーロッパは学会のついでだったようですが)。

そんな奥さんに、「今年の目標はヨーロッパ旅行なんです」といったら、

「ぜひ行ってきてくださいね。
ただ、目標を立てるだけではだめよ。
それを実現するために、お金のことや時間のこと、具体的にプランをたてて、それをしっかりクリアして行かなきゃだめよ」

と言われました。
わたしも夢を実現するためには、そうあるべきだと思ってますが、実際そうしてこられた奥さんの言葉には説得力がありました。

人に何かを伝えるときは、言葉や知識も大事だけど、それまでその人が何をやってきたかとか、その人のまわりにどんな人がいるかとか、、、そんなのを全部ひっくるめて、その人のもつオーラが大事だなあと感じました。

そんな人たちとたくさん接して、いろんなものを吸収していきたいものです。

最近の自分

最近停滞気味です。
もちろん、4月にはいって、実験をして、その結果がでて、5月に学会発表するとか、4月中旬のうつうつも解消できたし、宗教的な問題も克服できたし、結構試練や逆境をうまく乗り越えた幹事がしてはいるのですが。。

それを越えたら、少々停滞気味なのです。

これがいわゆるプラトーの状態なんでしょうね。

いろんな人の本を読むと、逆境を乗り越えたときに、新しい世界がひろがる、そこで、なんか分かったつもりになる、そこで、満足してしまったらそこで終わり。。さらに上を目指して歩いていくとまた、その状況、そのポジションに見合った試練がやってくる。。これを繰り返す。。だいたいこう語られています。

私も物事を捉える見方が変わったときに、なんか分かったつもりになっていました。そして、そこに甘んじたというか、そこで満足していた時期がありました。けれど、そこで終わったらいけない、これくらいのことは誰だって分かるんだって思ったとき、また次の試練がきてくれた様な気がします。

その試練に気がつけたのはなぜか、これもたくさんの方が言われていますが、偶然を偶然と思ってやり過ごさない、偶然と思える様な出来事もその意味について考えてみる、ということだったと思います。

いま、自分はプラトーの状態にいるようです。
自分のこころに嘘をつかない様に、こころの律に従いながら生きていって、また、自分を高めてくれる偶然をしっかり感じながらすすみたいなあと思ってます。

こう考えると、人生ってなんかわくわくしますよね。
人生ってすばらしい。。

奥さん孝行を。。

このゴールデンウィークは当直がおおく、また、昨日もホームパーティーに奥さんを引っ張りだしたので、ゆっくり家族で楽しむことが出来なかったかもしれません。

来週名古屋に行くとはいえ、ふつうにGWを楽しませてあげたい、ということで、明日、福岡に行くことにします。

大きな目的は「石の庭」をみること。。

それと、いいホテルに泊まること。。

石の庭。。私が離婚問題で悩んでいた数年前、たまたま紹介してもらって、訪れた場所なのです。

石が自分の意志をもって、あるべき場所に移動しているのです。
もちろん、意志はないでしょうから、土地と石との引き合わせというか、見えない力によって石が引き寄せられるんだと思います。

マジックみたいにその場で動くわけではありません、長い時間をかけて、あるべき場所に動くらしいのです。その結果できた形が何とも言えず、感動的で、心、魂を揺さぶられました。

そのときに、自分は何にこだわっているんだろう、今までのことをどうこう考え、悩むよりも、これから先のことを考えていこう、あるがままに、自分の心の声に従って生きていくべきではないのか、そう考える様になりました。

わたしの人生の転機といえるきっかけを与えてくれた場所なんです。

その話を奥さんにしていたら、ぜひ、行ってみたいということになっていました。
わたしもぜひ、また訪れたいと思っていました。

当直あけでつかれているから、家でゆっくりしている、、というのもいい考えだとは思うのですが、あえて、扉を開けてみたいと思います。

数年前、そこに住んでおられる方が、世界中から哲学者や宗教家がくるんですよ、そしてずっと座っているんですよ、と言っておられました。

人生について、幸せについて考えはじめて、その入り口にたちたいと思い始めたいま、何を感じるのか、すごく楽しみにしています。

そして、奥さんや心花がなにを感じるのか、それもすごく楽しみです。

難解。。

トルストイの「人生論」。。言っていることは至極納得できる。けれど、言い回しがくどく、わかりにくい。翻訳の仕方と言うよりもわたしの読解力や、まだそこまで、人生について、幸福について、理性について、動物的自我についての考察が及んでいないからなんだろうなあ。。

それにしても、もう少し、わかりやすい言葉で、出来るだけたくさんのひとのこころに響く様な問いかけをしたいものです。